日別アーカイブ: 2026年9月9日

つばさ建設のよもやま話~ “段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!
つばさ建設株式会社です。

“段取り8割”は本当?解体工事が始まる前に勝負は決まっている

「仕事は段取り8割」という言葉があります。

実際の作業よりも、その前の準備が仕事の結果を大きく左右するという意味です。

この言葉は、解体工事にも非常によく当てはまります。

解体工事は、現場に重機を持ち込んで建物を壊せば始められるというものではありません。

建物の構造や周辺状況を確認し、必要な設備や車両、作業員を準備し、安全な施工手順を考える必要があります。

そのため、現場でスムーズに工事が進んでいる会社ほど、工事が始まる前の準備をしっかり行っています。

今回は、解体工事における「段取り」について考えてみます。

★まずは現場を知ることから

解体工事の段取りで最初に重要になるのが、現場状況の把握です。

同じ大きさの建物であっても、条件は一つひとつ違います。

住宅が密集している場所。

道路が狭い場所。

学校や店舗が近い場所。

敷地が広く重機を使いやすい場所。

建物によって施工方法は変わります。

現場を見る際には、

✓ 建物の構造

✓ 敷地の広さ

✓ 重機を置ける位置

✓ トラックの進入経路

✓ 周囲の建物との距離

など、さまざまな部分を確認します。

ここでしっかり状況を把握することが、後の工事をスムーズに進める第一歩です。

⚙重機や車両にも段取りが必要

解体工事では、油圧ショベルなどの重機や廃材を運ぶトラックを使用することがあります。

当然ですが、重機は現場に入ればどこでも自由に動けるわけではありません。

敷地が狭ければ、作業スペースを確保しながら解体を進める必要があります。

さらに、廃材を積んだ車両が出入りするスペースも必要です。

「まずここを解体する」

「次に重機をこちらへ移動する」

「この段階でトラックを入れる」

というように、先の動きを想定しておくことが重要です。

現場のスペースを最大限活用するためにも、段取り力が求められます。

⚠養生や安全対策も事前準備が大切

解体工事では、飛散物や粉じんなど周辺への影響を抑える必要があります。

そのため、解体作業の前に養生を行います。

しかし、単に囲えばいいというものではありません。

建物の高さや周辺状況などを確認しながら、適切に設置する必要があります。

また、作業員の安全についても、

✅ 危険箇所

✅ 重機の旋回範囲

✅ 人が通る場所

✅ 廃材の仮置き場所

などを事前に共有することが重要です。

安全管理は、事故が起きてから考えるものではありません。

作業前から危険を想定し、できるだけリスクを減らしておくことが大切です。

♻廃材の搬出まで考える

建物を解体すれば、多くの廃材が発生します。

そのため、段取りを考えるときには「壊すこと」だけでなく「どう運び出すか」まで考える必要があります。

廃材をどこに集めるか。

どのタイミングで搬出するか。

どのように分別するか。

車両をどこに停めるか。

ここまで計画しておかなければ、現場が廃材でいっぱいになり、作業スペースがなくなってしまうこともあります。

解体と搬出はセットで考えることが重要です。

☔天候も段取りの一部

屋外で行う解体工事では、天候にも左右されます。

雨が降れば足元が滑りやすくなり、強風であれば飛散物への注意も必要です。

また、夏場は暑さ対策、冬場は凍結などへの注意も必要になります。

天候そのものを変えることはできません。

しかし、

「雨ならこの作業を先にしよう」

「風が強い場合はここまでにしよう」

と事前に想定しておくことはできます。

予定通りにいかなかったときに、どう動くか。

これも段取りの一つです。

★段取りの良い職人は次を見ている

経験を積んだ職人は、今やっている仕事だけを見ているわけではありません。

常に「次に何が必要か」を考えています。

例えば重機で解体を進めているときも、

「次はこの廃材を分別する」

「このあとトラックが来る」

「ここを片付けないと重機が移動できない」

など、先の作業をイメージしています。

だからこそ、作業が止まりにくくなります。

この「次を見る力」が、現場の効率を大きく変えます。

➡新人も段取りを覚えると仕事が変わる

新人の頃は、言われたことをこなすだけで精一杯かもしれません。

しかし、少しずつ仕事を覚えてきたら、「次は何をするのか」を意識すると成長が早くなります。

先輩が廃材を分別しているなら、次に必要な道具を用意する。

トラックが来るなら、搬出経路を整理する。

重機が動くなら、人が入らないよう周囲を見る。

こうした行動ができるようになると、単なる作業員ではなく「現場を見て動ける職人」へと変わっていきます。

⭐段取り8割は決して大げさではない

解体工事では、実際に建物を壊している時間だけが仕事ではありません。

現場を調査する。

施工方法を決める。

重機を手配する。

養生を準備する。

安全を確認する。

廃材の搬出を計画する。

こうした準備ができているからこそ、作業当日に安全かつスムーズに工事を進めることができます。

「段取り8割」という言葉は、解体工事では決して大げさではありません。

良い段取りが、良い現場をつくります。

私たちも工事開始前からしっかり準備を行い、安全性・作業効率・周辺環境への配慮を意識した施工を大切にしています。